外出自粛になってからBMSをやる時間が増えたので、前から気になっていたコントローラーの静音化に取り組んでみました。
私が使っているのはbeatmania IIDX INFINITASのプレミアムコントローラーで、専コンやDAOコンとは少し勝手が違うところもあったので、気づいたことを書き残しておきます。
やったこと
- 鍵盤ケース(?)の裏にテープを貼る
部品の名前が分かりませんが、左の黒いケースの両サイドにテープを貼りました。一番有名な静音化方法だと思います。鍵盤を押し込んだ時に鍵盤の裏側が鍵盤ケースに当たりますが、プラスチック同士がぶつかると音が響くので、片方にクッションを入れることでその音を抑える目的です。
ただプレコンの場合はストロークが短いので、あまり分厚いものを貼ると、鍵盤の動きをスイッチに伝える部品(右の鍵盤から細長く伸びている部分)がスイッチまで届かず、鍵盤を押してもスイッチが反応しなくなります。手元にあったテーピング用テープを貼ってみたところ、このくらいがちょうどいい厚さでした。
鍵盤を押し込んだ時に当たるものがプラスチックから布に変わるので、打鍵感は少し柔らかくなりますが、違和感ないレベルです。
- 箱の内側に吸音スポンジを敷き詰める
鍵盤やスイッチの音がコントローラーの内部で反響するのを抑える意味で、箱の中に薄い吸音スポンジを入れてみることにしました。スポンジはAmazonなどで売っています。
最初はこのように底と四方にすべて詰めてみたのですが、これは失敗でした。まず、皿と鍵盤の間(1Pだと左側面)に吸音スポンジを置くと、理由は不明ですがなぜか皿が反応しなくなります。また、手前側は鍵盤の配線の格納に必要なスペースになっていて、ここにスポンジを詰めると蓋が閉まらなくなります。
そのため、側面については、鍵盤の奥・コントローラーの端(1Pだと右側面)の2面だけ詰めることにしました。なお、私は厚み1cmのスポンジを使いましたが、底に1cmのものを敷くと今度はスイッチに干渉しそうだったので、底に敷くスポンジだけは薄く裂いて厚みを0.5cmにしました。
サイズは以下のような感じです。
- 鍵盤の間をすきまパテで埋める
鍵盤と鍵盤の間を配管用のパテで埋め、コントローラーの中での反響音を抑えます。これもポピュラーな方法で、粘土工作の要領でパテを小さくちぎって鍵盤の間に詰めていくだけです。
プレコンで気をつけるべきは、配線が固まっている6鍵付近は避けること、
それから、白鍵の下と側面にパテを入れないことです。ここにパテを盛ってしまうと蓋が閉まらなくなります。白鍵は鍵盤の間だけ埋めました。
- コントローラーの下に吸音スポンジを置く
コントローラーの内部に敷き詰めた吸音スポンジを、コントローラーの下にも敷くことにしました。先ほどのスポンジは厚み1cmでしたが、こちらは厚み5cmのものです。騒音と振動の吸収効果のほか、立ち環境の高さを確保し、鍵盤と身体の距離も合わせやすくなったのでとても役に立っています。見た目は微妙ですが。
- 鍵盤部分を上からタオルで覆う
鍵盤がカチャカチャ鳴る音をある程度吸収してくれます。どこに何鍵があるのか分からなくなりますが、どうせブラインドタッチなのでプレイに支障はありません。
効果
下の階に響きそうな反響音は大幅に減り、鍵盤そのものが乾いた音を出しているだけという感じになりました。近所迷惑度は下がったはずですが、部屋の中は普通にカチャカチャうるさいので、同居人にはやはり迷惑だと思います。
静音化したからといって完全に無音というレベルにはならないので、引き続き夜間早朝を避け、家族に迷惑をかけないようにやりたいと思います…。