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IIDX 2024/2 ミスカウントアリーナ

調子が悪い日もそれなりにありましたが、☆12ができる日は攻め気味の選曲をしていました。

総合的な地力上げという意味では皿複合と高速が重要だと思い、コンフィ、エレクリをよくランダムでやっていました。出来はかなり配置に左右されますが、完全に認識を手放してしまうことはなく、ギリギリ練習になるレベルには届いた気がしています。なんとなく特定の曲についてやればやるほど理解が進む、力になると感じる時期があり、そういう時はマイブームのような感じでその曲を日課にしていることが多いです。

地力Aのハード、Sのアシストイージーはなかなかつきませんが、A+のBPが70~80くらいまで減ってきたことに一番成長を感じます。

 

あとはミスカウントのアリーナに参加したりしました。

スコアはとても低いのと、正直特に練習しているわけでもないので今までアリーナはほとんど触らなかったのですが、BPのアリーナなら普段取り組んでいることで参加できるので興味を持ちました。一番コンディションの良い時間は特攻に使いたいので、少し疲れてきたらアリーナをやって帰るという感じにしていました。

これは結構モチベになって良かったです。普段クリアランプを狙う上ではあまり役に立っていない「上限値は低いけどハードできる曲のBPは安定している」「突出した得意がない代わりに大きな苦手もない」といった自分の特性が強みになるルールで、それらもちゃんと長所なんだなと自信を持てるようになりました。

私の得意分野というと同時押しとCNなので、相手を見てRave*itとDIAMOND CROSSINGのどちらかを投げていました。他選が一筋縄ではいかず、何年も触っていない癖の強い曲が飛んできたりするのも面白かったです。

 

今月は前作のアリーナの曲が解禁されたので、☆12の更新が色々ありました。

  • HARD:龍王の霊廟†、Burning Flame†、MAX300
  • EASY:Elektrick U-Phoria†、four pieces of heaven†

MAX300をさらっとハードできたのは上手かったと思います。BMSの環境があった頃、いかにも正規らしい譜面をあえて正規・ミラーで周回していたことがあり、そのおかげで正規耐性(?)がそれなりに身についたように感じています。

旧曲だと灰燼にイージーTriple Counterにハードがつきました。灰燼は年単位で触っていなかったですが、Triple Counterは長い間挑戦しつづけてきた曲で、ついに手が届いたという感じで嬉しかったです。

江戸東京たてもの園

東京のさまざまな歴史的建造物を移築して展示している博物館です。

博物館といっても展示対象が建物なので、テーマパークのように広大な敷地を歩きながら建物を見て回る形になります。実際に中に入って見学できるのは貴重なことだと思います。

 

前川國男の自邸です。

外観。居間の2階部分が全面ガラス窓で、外に開かれた印象の家です。移築後は木に囲まれるように建っていて、とても恵まれた環境にあります。

 

玄関はこの裏側にあります。フルネームの表札がかかっていてテンションが上がりました。

 

室内はコンパクトで、玄関を入るとすぐにこの居間にたどり着きます。

2階部分のガラス窓から外光が降り注ぎ、とても開放的です。実はそんなに広くはないのですが、天井が高く開口部が大きいおかげでゆとりある空間に感じます。

 

インテリアも洗練されていて、特にこの丸みのある椅子のデザインが好きでした。

 

逆側(玄関方向)も窓が大きく取られていて、気持ちのいい空間でした。デザイン性の高いペンダントライトがアクセントになっています。

 

  • デ・ラランデ邸

赤いウロコのような屋根が特徴のかわいらしい建物です。

ここは博物館内のカフェスペースとして使用されています。カフェは大人気で、私が行った時は1時間半待ちだったので諦めましたが、カフェを利用しなくても中をちらっと見学することはできます。

 

外観の印象に反して内部は豪華絢爛で驚かされます。クラシカルな雰囲気で、優雅なティータイムを過ごせそうです。

 

高橋是清の自邸。イメージを裏切らない立派な家です。

彼は二・二六事件の時、この家で襲撃され命を落としたそうです。畳などは張り替えられていると思われ、見た目的な生々しさはありませんが、最期に見たのは今と同じこの景色だったのだろうかと想像してしまいました。

 

こういった歴史的に貴重な建物のほかに、昭和の下町の商店街を再現したコーナーもあり、当時の人々の生活ぶりを知ることができて楽しかったです。最近だとゴールデンカムイの聖地としても人気のようです。

IIDX 2024/1 短い不調からの回復

先月まで好調だったのですが、年末年始に1週間くらい休んで戻ってきたところ、☆12のBPが軒並み2倍になっていました。

一番気になったのはトリルと皿複合が突然下手になったことです。普通に押せるはずの配置を「このトリルは押せない」と誤認して丸ごと諦めたり、「力を入れないと押せない」という勘違いで異常な力が入ってしまう感じでした。

押せない時間が長く続くと、そのうち目線という概念が消滅して譜面の認識をやめてしまうようになりました。例えば1-3トリルが押せないのでそれを視界から消して4~7だけを見るなど、レーンを縦に分割して見るようになったからかもしれません。かといって目線を無理に作ろうとすると本当に狭い範囲しか見られなくなり、物量に耐えられなくて結局また目線を手放してしまいました。判定は極端にSLOWに寄りました。

 

突然こうなった理由は分かりませんが、本来押せる配置を押せないと思い込んでしまっていることが問題で、難易度を落としてちゃんと押せるということを思い出せれば元の認識力を取り戻せるのではと思いました。試しにこちらの方法で低難度のスコア、FC狙いをやってみたところ、すぐに効果があり、1週間以上狂っていた認識を3日ほどで元に戻すことができました。

blog.livedoor.jp

個人的には、☆7~☆8くらいの素直なハイパー譜面のスコア狙いが特に効いたと思っています。

一番重要だと思ったのは、スコアを意識する時の目線は常に判定ラインとの関係性が保たれているということです。判定ラインを基準にして自動的に目線の位置が決まり、あまり頑張らなくてもそれをキープできる感覚がありました。☆11で無理やり目線を作ろうとしていた時はこれとは逆で、何もないところに唐突にピンを刺すように目線というものを生成しようとして失敗していました。単発のスコア狙いの中で、目線というのは本来そういうものではなく、判定ラインの裏付けがあって自然と定まるものだということを思い出しました。

この感覚を十分に体に染み込ませてから、見る範囲を少し縦に広げて同じ目線を☆11に適用する、その次は☆12の下位に適用する、…という感じで難易度を上げていきました。

この小さなスランプを超えた後は、なぜか地力A+くらいの高速曲(東京神話、お菓子の王国など)が全体的に一段階上手くなりました。スコアを狙う方法も少し分かった気がして嬉しかったです。

 

月の後半は、前作とほぼ曲目が同じはずの中伝になぜか落ちるという事件があり、かなりへこんだのでひたすら物量をやっていました。(後日やり直して無事合格しました)

スタミナ系はどちらかというと苦手な方と自覚していて、無意識のうちに避けてきてしまったことを反省し、B4Uリミなど体力に特化した譜面をよく回していました。このおかげで曲の途中で力尽きることが少なくなってきた気がします。

 

今月はTrill auf G、デモーニッシュにハードがつきました。地力が上がらない時期が本当に長かったのですが、最近ついに軌道に乗ってきた感じがして嬉しいです。

カフェ巡り 11

大人の隠れ家という感じのお店で、とても好きな場所です。

 

照明を落とした店内にはアンビエントな音楽がかかっていて、カフェというよりはバーの雰囲気です。

 

アイスコーヒーはすっきりとした味わい。大きな氷がゴロンと1個入っていて、まるでウイスキーのようでした。氷が少しずつ溶けていく様子を眺めるのも楽しいです。

 

GLITCHの豆を使ったスペシャルティコーヒーをレトロな古民家で味わえます。

 

民家の建物があまり手を加えずそのまま残されていて、古民家カフェというよりは「誰かの家に遊びに来た」という雰囲気です。家の中にも席がありますが、天気が良ければ庭にあるベンチに座ることもできます。

 

私はコロンビアのエルパライソ農園のコーヒーを頂きました。ロットによって香りが異なるようで、昔飲んだものはライチのフレーバーだったのですが、こちらはレッドプラムとのことです。



  • WALL(青山)

現代アートに囲まれながらお酒やモクテルを楽しめるバーです。

隠れ家的なお店ということで看板もなく、アパレル店舗のビルの奥にぽつんと設置されたドアから入店します。入り口は無機質な印象なのですが、店内に入るとジャングルのような壁一面の緑に迎えられます。

これはパトリック・ブランの垂直庭園という作品で、バーカウンターの奥の壁面全体を覆っています。室内に緑が生い茂っているのが不思議な感じです。

 

店内にはこの垂直庭園の他にもいくつか現代アートがあり、メニューと一緒に解説のシートも渡してくれます。あまり動き回って鑑賞できる雰囲気ではないのですが、席に座ったまま後ろを振り返って見回したりすることはできます。アート好きな人にとっては最高の空間だと思います。

 

  • FUGLEN ASAKUSA(浅草)

ノルウェースタイルのカフェ。ゆとりある空間にヴィンテージの家具などが並んだリラックスできる雰囲気です。コーヒーは浅煎りで軽やかな味わいでした。

 

ハート型のノルウェーワッフルが名物で、北欧らしいトッピングが乗っています。このチーズはブラウンチーズというそうです。日本のチーズとは味が全然違って、外国に来たような気分が楽しめました。

 

神田明神の参道にあるカフェです。席数が少ないのでいつも並んでいますが、落ち着いた空間で美味しいコーヒーとケーキが頂けます。

このプリンのようなチーズケーキがとても人気です。コーヒーはネルドリップで一杯ずつ淹れられていて、その丁寧な動きを眺めるのも好きでした。

横須賀美術館

海のすぐ側、絶好のロケーションに建つ個性的な美術館です。

www.yokosuka-moa.jp

 

この美術館は本館と谷内六郎館の二つの建物で構成されています。本館の方は海岸線と平行に建ち、地下に半分埋まっていて、谷内六郎館はそこから海に向かって突き出すような形をしています。

こちらは本館を見下ろしたところ。ガラスの箱の中に繭玉を収めたような二重皮膜構造になっています。

 

この繭玉にはところどころ丸い穴が空いていて、その穴の一つが本館への入り口になっています。これはエントランスから後ろを振り返ったところで、海が見えるのがとてもドラマチックです。

 

入り口以外にも壁面や天井にはランダムに穴が開いていて、そこからいろいろな景色が見えたりします。こちらの穴から見えるのはレストランのようです。



2階から入り口を見下ろしたところ。情報スペースと展示室が上下に重なるように配置されています。

なんとなく「不思議な空間だな」という感想が出てきます。どこから地下でどこが地上なのか、外に開かれているのか繭の中に守られているのか、自分のいる場所がうまく定義できない感じがします。もしかすると、私たちが普段建物を見る時に使っている物差し、階数や屋外/屋内などの概念が、ここでは意図的に曖昧にされているのかなと思いました。

 

2階から屋上に向かいます。二重皮膜部分は近づいて見ることができ、繭玉とガラスの間は互いを補強するような形で接続されていました。ここからも海が見えるのがいいですね。

 

ガラスの箱の上の部分は屋上広場になっていて、ここから見る景色はまさに絶景です。私が訪れたのは夕暮れ時だったので、少し空が赤みがかっていてとても綺麗でした。

 

 

最寄の浦賀駅からさらにバスに乗り継ぐ必要があり、あまりアクセスの良い場所ではないのですが、このロケーションだからこそ実現できる空間体験があり、唯一無二の美術館だと思います。

バス停の近くでは、夕焼けの空をバックに波が打ち寄せる美しい景色が見られました。

IIDX 2023/12 バドマニハード

久しぶりに成長が形になったと感じられた月でした。

 

今月は緑数字を285から300に戻しました。

先月から毎日宇宙戦争†をやっているのですが、たまに間違えて緑数字を10くらい増やして始めてしまうことがあり、その時の方が逆に上手いことが前から気になっていました。いつも見ていただいている方に「高難度が伸び悩んでいるなら緑300まで増やしてみては」というアドバイスを頂いて300にしてみたところ、前より物量についていけるようになりました。

宇宙戦争†には20回目でついにイージーがつきました。最後2%まで押し込まれていたことも多かったのに、緑数字を見直したら100%残すことができました。HSが速かった頃は見てから押すまでの余裕がなさすぎて潰されていたんだろうなと思います。

 

あとはバドマニをハードしたのが本当に嬉しかったです。

バドマニは同時押し系なので、いわゆるバドマニクエルメンデスの括りの中で一番得意な曲で、そのラインに到達するという意味で大きな目標にしていました。前作ランダムでBP50台を何回か出していたので実力的にはいける範囲だったと思いますが、なんだか未だにできて良かったのか分からないというか、できたという実感がないです。

 

また、今月はギアチェンの練習も兼ねて卑弥呼を集中的に選ぶようになりました。

アチェンにはほとんど失敗していますが、縦連や軸については回数を重ねるごとに体で覚えていく感じでだんだんBPが減ってきました。当たり譜面ではあるものの、自己ベストでBP135を出せたのがとても自信になりました。

 

☆12の更新は、イージー宇宙戦争†、ハードは新曲の他にバドマニとArkadiaがつきました。いずれもとても嬉しい成果でした。Arkadiaは同じくらいのライバルが余裕でハードしているのに自分だけ何十回やってもつかなくて長い間気にしていた曲でした。なんとなく「もうその頃の自分ではない」というメッセージのように受け取りました。

最近は☆12上位譜面や体力譜面でかなり負荷をかけているので、翌日以降に疲労が残る日も増えてきました。その中で、調子が微妙な時は「調子が悪い」という認識を持たないよう、いつもとアップのやり方を変えて調子を計測できないようにすることを覚えました。その場しのぎですがモチベーションをすり減らさない効果があります。なるべく心に負担をかけないことを大切にしたいです。

カフェ巡り 10

代官山を代表するカフェというイメージです。いつも人が並んでいるのでためらってしまい、最近になって初めて行きました。

 

店内はガラス張りで、ヨーロッパの駅舎のような風情があります。とても素敵な空間です。

 

私の案内された席はテラス席のすぐそばで、街路樹の緑や代官山蔦屋書店を眺めながら食事のできる最高の場所でした。料理もおいしかったです。

 

こだわりのスペシャルティコーヒーを提供しているお店です。

希少な豆を取り扱っているそうで、値は張りますが、豆の個性を引き出した驚くほど豊かな香りが楽しめます。コーヒーカップではなく茶碗に入っているのがオシャレです。

珍しいアレンジドリンクも取り揃えていて、ChatGPTが考案したというメニューがあったりして現代的で面白かったです。

 

店内では豆の販売もしています。経験上、良い豆を買っても淹れる技術が伴わないと本来の味や香りが引き出せなかったりするのですが、もう少し慣れてきたら家で淹れてみてもいいかなと思いました。

 

都会のオアシスと呼びたくなるような、静かで落ち着ける喫茶店です。

コーヒーがまろやかで個人的にとても好きな味でした。食にちなんだものなどたくさんの本が置いてあり、ゆっくりと読書をすることもできます。私はなぜかスパイファミリーの漫画を読みながら過ごしました。

 

種類豊富なドリップコーヒーのほか、アレンジでコーヒーの新しい楽しみ方を提案してくれるカフェです。

写真は"Bright Sense"というアレンジドリンクで、酸味の強いコーヒーの上に塩味の甘いミルクフォームを乗せたものです。フォームは目の前で乗せてくれます。そのまま飲むとコーヒーとミルクフォームが混ざり合い、未体験のスイーツを食べているような感覚です。

 

喫茶だけでなくご飯もののメニューが充実しているのも嬉しいです。このあたりに来た時はつい寄ってしまいます。