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江戸東京たてもの園

東京のさまざまな歴史的建造物を移築して展示している博物館です。

博物館といっても展示対象が建物なので、テーマパークのように広大な敷地を歩きながら建物を見て回る形になります。実際に中に入って見学できるのは貴重なことだと思います。

 

前川國男の自邸です。

外観。居間の2階部分が全面ガラス窓で、外に開かれた印象の家です。移築後は木に囲まれるように建っていて、とても恵まれた環境にあります。

 

玄関はこの裏側にあります。フルネームの表札がかかっていてテンションが上がりました。

 

室内はコンパクトで、玄関を入るとすぐにこの居間にたどり着きます。

2階部分のガラス窓から外光が降り注ぎ、とても開放的です。実はそんなに広くはないのですが、天井が高く開口部が大きいおかげでゆとりある空間に感じます。

 

インテリアも洗練されていて、特にこの丸みのある椅子のデザインが好きでした。

 

逆側(玄関方向)も窓が大きく取られていて、気持ちのいい空間でした。デザイン性の高いペンダントライトがアクセントになっています。

 

  • デ・ラランデ邸

赤いウロコのような屋根が特徴のかわいらしい建物です。

ここは博物館内のカフェスペースとして使用されています。カフェは大人気で、私が行った時は1時間半待ちだったので諦めましたが、カフェを利用しなくても中をちらっと見学することはできます。

 

外観の印象に反して内部は豪華絢爛で驚かされます。クラシカルな雰囲気で、優雅なティータイムを過ごせそうです。

 

高橋是清の自邸。イメージを裏切らない立派な家です。

彼は二・二六事件の時、この家で襲撃され命を落としたそうです。畳などは張り替えられていると思われ、見た目的な生々しさはありませんが、最期に見たのは今と同じこの景色だったのだろうかと想像してしまいました。

 

こういった歴史的に貴重な建物のほかに、昭和の下町の商店街を再現したコーナーもあり、当時の人々の生活ぶりを知ることができて楽しかったです。最近だとゴールデンカムイの聖地としても人気のようです。