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カフェ巡り 9

建築への興味もあって行ったところです。

 

日証館の一部がチョコレート・アイスクリームショップになっています。

特徴的なアーチ型の窓はそのまま活用され、上から板チョコとアイスのポップな看板がぶら下がっています。テイストのギャップが面白いです。

 

イートインではこの歴史ある空間で美味しいスイーツを楽しめますが、とても人気があり長時間待つ必要があります。アイスクリームだけならテイクアウト扱いで外で食べることもできます。

 

伊東豊雄設計の劇場施設。上の階はカフェになっていて誰でも利用できます。

穴の空いたテントのようなこの建物の特徴的な形状を内側から楽しめます。天井の傾斜は思ったよりも急で、空間を大胆に切り取っています。丸い光がなんだかポップに見えて、50年代のファッションのようなレトロな魅力を感じました。

 

私が行った時はそこまで混雑していなくて、個性的な空間を眺めながらゆっくり時間を過ごせる穴場でした。

 

  • はぐくむ湖畔(東松原)

東松原駅からすぐ、一目見てそれと分かる坂茂デザインのカフェです。

 

椅子やパーティション、天井の装飾は全て紙管になっています。

このカフェは地域コミュニティとしての役割も果たしていて、私が訪れた時は参加型のミニコンサートが開かれていました。インテリアの優しい印象と違わず、心温まる体験のできる場所として運営されているようでした。

 

  • 茶洒 金田中(表参道)

料亭の味をカジュアルに楽しめる和カフェというコンセプト。デザインは杉本博司で、入り口に早速このオブジェが現れます。

 

階段を上って2階がカフェです。小さな庭があり、客席はこの庭が見えるよう全面ガラス張りになっています。

 

ランチメニューが人気なのですが、私は夕方に訪れたのでお茶とスイーツを頂きました。この雁ヶ音という日本茶は上品な苦味と甘さのバランスが絶品でした。

 

  • 帝国ホテル オールド・インペリアル・バー(日比谷)

こちらはカフェではなくバーです。

現在の帝国ホテルの建物は三代目のものですが、このバーは二代目のライト館をイメージした空間になっています。

 

室内には当時の様子が再現されていて、ライト館にあった壁がそのまま飾られていたりとファンには嬉しい空間です。まるで100年前にタイムスリップしたようです。

カウンターは一つ一つの席がスポットライトのように丸く照らされています。手前に置いているのはメニューで、ライト館のイラストが描かれていました。デザインが素敵ですね。

 

ライト館への滞在を体験したような気分に浸りながら、想像力の広がる特別な時間を過ごせました。