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IIDX 2023/1 認識の見直し

12月からスランプが続いていましたが、月末になって脱出の兆しが見えてきました。

 

自覚していた症状としては、少し密度が上がると急に画面が見えなくなる、焦点が合わなくなるということです。これは視覚的な問題ではなく、ノーツを見てから指の動きに変換するのが遅くなっているからそう感じるのだろうと理解していました。まともに押せる難易度の上限は地力Dくらいまで下がり、そこから上の譜面はBPが自己ベストの2倍になりました。

悪い癖がついてるのかなと思い少し期間を空けたり、☆1桁のスコア狙いで譜面を見ることを思い出す試みもしたのですが、状況は変わりませんでした。

 

問題は認識面にあると感じたので、ひとまず緑数字を変えてみることにしました。普段300なのですが、290、330、350などと大幅に増減させてみました。

この中で一番上手かったのは330の時でした。譜面がくっきり見える感じがして、適正のハイスピよりも相当遅いはずなのに、地力B+くらいまでなら昔のスコアやBPを更新できたりもしました。譜面が詰まっているので密度の高い部分は見づらいのですが、それ以上に見てから押すまでの時間的余裕が良い方向に働いている(逆に言うと緑300ではこの余裕を失っている)ことを感じました。

 

フォロワーにアドバイスを頂いて気づいたのですが、今回の不調の原因は、単純に見ている場所が下がりすぎていたことだったのではないかと思います。

普段私はレーンの真ん中に見切りラインを作って、「このあたりに来たノーツを押す」というイメージで認識をしています。そして本来であればそのラインより上にあるまだ押さないノーツも予めぼんやりと視認はしていて、見切りラインに来る前から指の動きへの変換を始めているはずです。

それなのに今の私は、どういうわけか「ここに来たら押す」が「ここに来るまでは視界に入れない」という方向に行ってしまい、レーン全体を認識に使えなくなっていたのだと思います。物量が押せなくなったのはノーツを捉えてから押すまでの時間的余裕がなくなったせいだと理解し、これは緑数字を大幅に増やしたら認識が間に合うようになったこととも辻褄が合います。

そのため、まだ押さないノーツに対する積極性を取り戻すため、画面の上半分を面で見るような意識を持つようにしました。実際にやってみると上から次々と滑らかに情報が入ってくる感じです。緑数字はもともと減らしたかったというのもあり、この機会に293まで減らしたのですが、見る場所を変えてからはそれでも問題なく追いつけるようになりました。

これは右が正しいという意味ではなく、本来は見切りラインの意識(左)もラインの上にあるノーツを見に行く積極性(右)も両方必要で、今回の不調の原因が左に寄りすぎたことにあったので、右を強く意識することで認識が正常に近づいたということだと思います。右を突き詰めすぎると今度は逆方向の不調を招きそうです。

あと、FAST/SLOWの表示を見てタイミングを調整する意識が認識の邪魔をしていると強く感じたので、新しい認識方法に馴染むまでその表示は一時的に消すことにしました。

 

ちなみに先月不調になってから☆11以下を触る機会が増え、FCやEXH狙いでも判定がFAST方向に偏ることがなくなったことを当時は良かった点として捉えていました。ただこれは逆に言うと、判定ラインに向ける意識が強すぎて、全力で拾いに行くような場面でも常に画面の下の方を見ていたということでもあったように感じます。

 

まだ目線を上げ続けることになかなか慣れず、徐々にリハビリという感じなのですが、見る場所を少しずつ矯正していくことで月末にはスランプ前の地力の8割程度までは取り戻すことができました。

☆12の更新はハードが2個で、片方は新曲ですが、もう一方はデフォ☆12が解禁された当時どうしても点かなかったanthraceneでした。未難が減るのは何ヶ月かぶりで、とても嬉しかったです。

また、☆12に手が届かない日も多かったので☆11EXH埋めにかける時間が増え、全体の7割にEXHがつきました。☆11については順調にBPが減ってきていてかなり上手くなったと感じるのですが、その基礎力の向上が☆12に反映される気配はなく、もどかしい思いをしています。