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IIDX 2022/12 スランプと成長の予兆

夏頃から地力が伸びない時期が続いていて、いろいろ試行錯誤をしてきたのですが、なかなか結果には繋がりません。

先月末からは繰り返しやっている☆12の高速曲のBPが全体的に増えてきて、停滞どころか後退を感じていました。何かに取り組んで効果がなかったり、むしろ逆効果になってしまったりを繰り返すたびに、停滞を脱出する方法の手札を1枚ずつ失っていくような不安がありました。そして先月☆11のスコアで挫折した時についに万策尽きたと思ってしまい、そこから大崩れしていくことになります。

この頃はライバルが皆急成長していったこともあり、今までで一番きつい時期でした。ライバルや過去の全盛期の自分と比較するのが辛くて、ライバルのスコアやランプの表示、前作ゴーストのターゲットを一時的に非表示にしたら少し楽になりました。

 

そういったメンタル面の問題もあるのかもしれませんが、今月は認識面が再度不調に落ち、ハイスピ周りを何も変えていないのに画面の見え方が毎日変わるようになりました。

速すぎて残像感を強く感じたり、レーンよりも広い範囲をぼんやり均一に見てしまったりと日によって理由は違いますが、何かしらの違和感が原因でノーツにうまく焦点を合わせられないというのは共通していました。「ノーツがこのあたりに来たら押す」という見切りラインが消滅してしまい、☆8~☆9まで落とさないと正常な認識ができず、☆11になるとどこを見ていいか分からなくて密度に潰されるような日が続きました。

そんな中でもたまに調子の良い日もあり、そういう日は☆12下位の解像度がぐっと上がっていて手応えを感じました。ずっと何を練習しても変化がない時期を過ごしてきたので、良い変化を感じるのは本当に久しぶりのことでした。

 

そんな状態なので、調子の良い日は地力B+くらいを上限として、そうでない日は丁寧にアップしてなんとか☆11ができるレベルまで持っていき、☆11のEXH埋めをモチベにしながら適当に続けていました。調子の良い日でも上限値はこのレベルまで下がっていたので、特攻はほとんどしませんでした。

 

直感的に、これはバイオリズムのようなもので、それに逆らって無理やり自分の力で調子を戻すことはできないように感じました。練習すればするほど下手になっていく自分に絶望する日も多かったですが、うまくいかなくてもいい、問題が解消する時を待っていればいいと自分に言い聞かせていました。

 

☆12の更新はハード+1曲、新曲のみです。他の人ができて自分にだけできないことをこれ以上見つけてしまうのが嫌で、新曲にすらあまり触らなくなっていました。

私の何倍、何十倍もこのゲームをやっているとても上手い人たちからたびたび聞くのが、「必死でやってるうちは上手くならない」「上達への執着から解放されている時の方が伸びる」のような話です。今回長いスランプに落ちたことで上を目指そうと必死になる機会は確かになくなり、なんとなく続けているだけになりました。それが長期的に見れば逆に良い方向に転ぶのかもしれず、不調に抗って消耗するよりは流れに身を任せてしまう方がいいのかな、と思い始めています。