R

MAMEYA kakeru(清澄白河)

世界各地のこだわりのコーヒー豆を使って、コーヒーのフルコースを味わえるというお店です。

tabelog.com

 

お店は清澄白河ブルーボトルコーヒーの近くにあります。カフェ激戦区ですね。カウンターの奥に並べてあるのはコーヒー豆の袋です。

f:id:for_rio:20220122233117j:plain

 

ドリンクは単品でも頼めますが、フルコースの場合はいくつかのコースから選ぶことになります。私は一種類の豆をいろいろな抽出方法で楽しめるコースにしました。他に、最高級のゲイシャ種を様々な抽出方法で試せるコース、同じ豆を焙煎違いで飲み比べできるコースがありました。

豆は20種類程度用意されていて、今回のコースの場合はその中の2種類からどちらか好きなものを選ぶ形式でした。今回は中煎りのラズベリーキャンディというブレンドにしました。後で調べたところオーストラリアのロースタリーのもので、エチオピアの3種をブレンドしているそうです。

f:id:for_rio:20220123190348j:plain

 

コールドブリューとそれを使ったモクテル。雑味がなく、極限まですっきりした味わいです。

f:id:for_rio:20220122233638j:plain

 

ミルクブリューとそれを使ったモクテル。ミルクブリューとは、コーヒーの粉をミルクの中に長時間浸して抽出したもののことを言うそうです。優しいミルクの甘みの中にほのかにコーヒーを感じるような仕上がりです。

これが美味しかったので、このあと家でもミルクブリューを試してみました。豆を挽いてお茶用のティーバッグに入れ、それをミルクに浸して8時間置いておくだけです。寝る前に作っておけば朝には完成しています。

f:id:for_rio:20220122233711j:plain

 

フィルターコーヒー。コースで使っている豆以外に好きなものをもう一つ選んで飲み比べをすることができました。

抽出する前に挽いた状態の粉の香りを確かめられるのですが、ベリーやライチの香りが強い豆で、コーヒーからもその豊かなフレーバーが感じられました。

なお、ドリッパーは品種によって変えているそうで、左は抽出時間が短く(下に大きな穴が空いていて水がすぐに出てくる)、右は長い(小さい穴から少しずつポタポタと落ちてくる)ようです。今までそんなことを意識したことはなかったですが、使い分けると豆の個性が引き出せるそうです。

f:id:for_rio:20220122233822j:plain

 

エスプレッソとラテ。

エスプレッソはかなり酸味が強いですが、砂糖菓子を口に含みながら飲むと「良い酸味」だけがうまく残ってくれることを知りました。そういえば本場のイタリアでも、エスプレッソは砂糖をたくさん入れて飲むものだと聞いたことがあります。

ラテはミルクで中和されて優しい味わいになりますが、やはり華やかな香りが余韻として残りました。

f:id:for_rio:20220122233836j:plain

 

こんなふうに複数の抽出方法を一度に試す機会は、普段はあまりないと思います。一つの豆からこれだけバリエーション豊かな味を引き出せるということを体感できて、とても新鮮な体験でした。