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2020/4 読書月記

インフォグラフィックで見る138億年の歴史:宇宙の始まりから現代世界まで

地球の始まり、人類の歴史、現代社会の様々なデータなどを、イギリス流のユーモアを交えながら(?)分かりやすく図示した本。

世界初の電気自動車が登場したのが1881年(信じられないほど早い)、100年前の死因のトップは肺炎やインフルエンザ(インフルエンザは意外と昔からある)、人間とウイルスの大きさの比率は地球と人間の大きさの比率と同じ(ということはコロナウイルスはものすごく小さい)…など、新しい発見がたくさんありました。

時代の変化を読者に感じさせるよう、章ごとに紙質やフォント、図の色合いが違ったりして、装丁にただならぬこだわりを感じます。

 

大和ミュージアム公式展示図録

何年か前、広島に行った時に買ったものです。

私は艦船のことは何も分からず、艦名を見ても艦これとアズールレーンのキャラの顔しか思い浮かびませんが、前提知識がなくても理解できる内容なので安心です。後半の子供向けのコーナーで、船が浮く仕組み、揺れや抵抗を抑える仕組み、前に進む仕組みなどが図解されていて、大人が読んでもなるほどと思いました。

米国のB24爆撃機ロンサムレディー号についてこれを読んで初めて知りました。ロンサムレディー号は、呉に停まっていた戦艦榛名を爆撃しにきて日本軍に撃墜されました。機体からなんとか脱出した乗員は、捕虜となって広島に留め置かれます。そして直後に広島に原爆が落とされ、彼らは被爆死したのだそうです。原爆の圧倒的な破壊力の前では敵も味方もないということですが、なんとも悲劇的な話です。