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カフェ巡り 7

国際文化会館の中にあるティールームです。

国際文化会館前川國男、坂倉準三、吉村順三という日本建築界の巨匠の夢のコラボレーションによる建築です。宿泊施設は会員制であり、他の施設でもセミナーや結婚式などが開かれていてロビー以外はあまり歩き回ることはできないのですが、このティーラウンジだけは誰でも自由に入れます。

ティーラウンジは庭園に面したガラス張りの空間で、都心のど真ん中にあるとは思えない広大な日本庭園を大パノラマで楽しむことができます。特に水の表現が素晴らしく、池は一番下のレベル(建物でいう地下1階)にあるのですが、庭の高い部分からぐるっと回るように配された枯流れが立体的な風景を作り上げています。

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  • HARIO CAFE(六本木)

泉屋博古館東京という小さな美術館に併設されたカフェです。

長い間改装中だったのですが、最近リニューアルオープンしました。美術館の前にちょっとした庭があり、カフェからもその庭を眺めながら落ち着いた時間を過ごせます。

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コーヒーはHARIOの器具を使って人の手で一杯ずつ丁寧に淹れられています。店内ではこれらの器具のほか、HARIOのガラスアクセサリーも購入することができます。

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  • LEAFMANIA(入谷)

中国茶の専門店です。茶葉や茶器の販売をメインにしていて、お茶が飲めるのは喫茶というよりはテイスティングの扱いです。

テイスティングは2時間に1組限り。茶葉のマトリクスから好きなものを選んでオーダーすると、マスターが目の前で丁寧に淹れてくれます。私の選んだものは金木犀のような華やかな香りがいっぱいに広がる茶葉でした。

 

同じ茶葉で三煎まで頂くことができ、淹れるたびに茶葉の持つ味や香りの割合が変化していきます。最初に苦味や青味が強く出て、二煎目以降はそれが徐々にマイルドになっていく代わりに、後ろに隠れていた香りが前面に出てくるように感じました。

 

  • 櫻井焙茶研究所(表参道)

こちらは日本茶をじっくりと味わえるお店です。

場所はspiralの中です。店内はバーのようなスタイルで、日本茶のコースがあるほか、単品で日本茶と和菓子を楽しむこともできます。

上と同じように、同じ茶葉で三煎目まで目の前で淹れてくれます。こちらは逆に一煎目が上澄みだけ抽出したようなすっきりとした味わい、二煎目からしっかりと茶葉の個性が出てくるように感じました。