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カフェ巡り 3

最近はまた外出できる情勢になったということで、素敵な空間を楽しめるカフェの話をしたいと思います。

 

  • ボン快哉(入谷)

銭湯を改装した斬新なカフェ。

脱衣所部分がカフェスペースに、ガラス戸を隔てた大浴場部分が建築事務所になっています。ガラス越しに見える大浴場にはいかにもという感じの絵が描いてあって、銭湯だった頃の雰囲気に浸れます。

アイスクリームとコーヒーのペアリングを推していて、私はキウイのアイスとコスタリカのペアを選びました。それぞれを味わった後はアイスクリームにコーヒーをかけて食べてみてください、とのことでした。アフォガートはバニラアイスだけではないのですね。

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脱衣所側は注意書きの看板やすりガラスの扉など、銭湯だった頃のレトロな雰囲気がそのままに保存されています。番台も残っていて、ここに登ることもできます。

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脱衣所から大浴場へ行くところのタイルが素敵でした。

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  • 茶亭 羽當(渋谷)

昔ながらの純喫茶です。渋谷の喧騒とは無縁の落ち着いた空間が広がっています。

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一人で訪れるといつもカウンター席に案内されます。目の前で丁寧にコーヒーを淹れたり、ココアを作ったり、シフォンケーキに生クリームを塗ったりするスタッフの職人的な手さばきに見とれてしまいます。

カウンターの奥には一つ一つ柄の異なるコーヒーカップがずらっと並べられていて、その人に合いそうなものを見繕ってくれます。コーヒーもとても美味しいのですが、普段は触れることのないような器との出会いがあり、その器の美しさも含めて味わっているという感じがします。

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銀座のやや外れにあるこじんまりとしたカフェです。

目を引くのはカウンターの奥にある見事な盆栽です。オーナーの方が趣味で育てているもので、定期的に入れ替えているのだそうです。

これまで盆栽の実物に触れる機会があまりなかったのですが、これを見てからとても興味がわきました。樹木の理想の姿をこのサイズに凝縮した、完成された芸術品という感じでした。将来の趣味としていつか育ててみたいなという気になってきています。

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エントランスの様子です。外から見ても盆栽の存在感が光ります。隅々まで整えられた和の美意識を感じ、なんだか京都に来ているかのようです。

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